福岡伸一教授の「世界はわけてもわからない」

twitterで話題にしたので...
学生時代国語というものが苦手だったボクにほめられてもうれしくないと思うが、本論に入るところで「はっ」と思う感じ(これまでの伏線?と自分の理解がつながる感じ)があった。この本でも独特の展開で(ミステリーとしても)引き込まれる。

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)

「マップラバー(地図好き)」と「マップヘイター(地図嫌い)」のところが印象に残った。09年9月頃のブログなどに集中して書き込みを見つけたが。自分は「マップラバー」と「マップヘイター」のどちらに分類されるのだろうかという話題が多かった。
(ここからは紹介ではないが、)たぶん脳細胞(ニューロン)も「マップヘイター」だと思う(身体の各細胞がマップヘイターであるなら)。「マップヘイター」として、(決して全体を俯瞰することなど無く、)隣り合う、またはつながり合う脳細胞とのみ交信し、他の脳細胞と同じ役割を忠実に果たして行くイメージが有る。
そういう意味では、人工知能を(忠実に)再現するためには、(現在のコンピュータとは異なる)「マップヘイター」的な微少単位の組み合わせが必要という考えも理解できる。マップヘイター説は、ホーキンス氏の「考える脳 考えるコンピューター」、前野教授の「受動意識仮説」にもつながると思う。2009-10-23ブログエントリー: http://d.hatena.ne.jp/mambo-bab/20091023/1256314493