意識研究についてのまとめスライド追加分資料公開します。
今回追加分のリリースはChapter 6、7です。Chapter 3_新しい意識の考え方 において、今後の資料全体の方向性を示した後、Chapter 4では「クオリア」、Chapter 5では「無意識」等を説明してきました。ここからChapter 6で「ハードプロブレム」、Chapter 7で「CBB(CONSCIOUSNESS BUILDING BLOCK concept)」…意識モデル について説明していきます。それぞれ、意識を説明するために非常に重要な章で、今後も重要な章が続いていきます。
補足:Chapter 0、1、3、4、5も微修正しています(薄緑着色が修正箇所)。
章順序の一部変更、欲求の章の追加、4、5章の英語版の際のフィードバックの反映等。
Chapter 6_ハードプロブレム / イージープロブレム / AIと脳の接続 基本的にはこのエッセイをもとにしていて、ハードプロブレムとは、ハードプロブレムの分類、一部溶け始めている可能性、イージープロブレム、AIと脳の接続(BMI)の意味、等について書いていますが、追加として、錯視様の変換の考え方、脳内化学物質の寄与、AIのハードプロブレム、CBBへの繋がり、BMIのfMRIによる観測、記憶のBMI、等について新規に言及しています。
Chapter 7_意識モデル / CBB 記号入力をベースとした、意識モデル:CBB(CONSCIOUSNESS BUILDING BLOCK concept)について説明していきます。ここでモデルの対象としているのは基本的にイージープロブレム領域で、再現する意識は、意識のビルディング・ブロック上の機能的側面の、意味理解、感情(イージープロブレム領域)、自己、メタ認知、創発、(幻想の)自由意志、注意等です。
図らずも、意識モデル / CBBでは、意識の機能(イージープロブレム領域 ≒ a-意識)について説明することになり、ハードプロブレムの章では、意識の機能とは何の関係も無い領域(p-意識)について多く説明することになりました。意識研究について初めて聞く人にも、既に取り組んでいる人にも、一つの切り口として理解していただければと思います。
その他の修正については、微修正程度のものが多いですが、Twitterで予告した通り、欲求 / 合目的性 についての章の新設追加(予告)、それからChapter 5_クオリア / ユニットクオリア / CBB の中で、脳内化学物質の感情への寄与を補足しています。詳しくは各スライド資料を見ていただければと思います。
各章できるだけ20ページ以内に整理していくつもりだったのですが、6、7章については(も?)少々超えてしまっています。リリース済みの資料も、今後改暦をつけて可能な限り更新していきます。また、残りの資料も可能な限りリリースしていくつもりです。基本的にはtwitterやこのブログに紹介済みの内容が多いので、極力急ぎたいのですが、現実世界の忙しさから、少し時間がかかってしまうかもしれません。
補足:トライアルとしてコメントとユニークアイディアの色分けを試行しています。
Chapter 0_意識の研究シリーズ目次
Chapter 1_意識とは
Chapter 3_新しい意識の考え方
Chapter 4_意識・無意識 / 単細胞生物・石の意識 / 意識の条件
Chapter 5_クオリア / ユニットクオリア / CBB
Chapter 6_ハードプロブレム / イージープロブレム / AIと脳の接続
Chapter 7_意識モデル / CBB