IIT(統合情報理論)についてのnote(意識研究スライド資料12章ドラフトnote)

意識についての理論を調べる時、最初に見つかる理論の一つとしてIIT(Integrated Information Theory…統合情報理論)が有ります。意識研究スライド資料の1章、3章でも言及していますが、ここではIITとは何かという基本の所(初めての人でも(小学生でも)わかるように)と、意識の定義を踏まえつつ僕が考える考慮した方が良さそうと考えるいくつかの観点について書いていこうと思います。

(1)IITのかんたんな話
(2)IITの少し細かい話
(3)(僕が考える)IITの気になる話

(1)IITのかんたんな話  IITはジュリオ・トノーニによって提唱された意識を説明する理論です。IITは初期には、意識レベルの定量化、つまり意識メーターを作る試みとして注目されている理論として紹介されています[1]。理論中で示される統合情報量が意識レベルまたは意識の中身の豊かさに相当すると考えられています。そして、「温度計に意識はあるか」というトピックで人以外のagentも含めて意識を持つ可能性を科学的に考えていくことの大切さが解説されています。
そして、統合情報量はΦという記号[2]で、システム全体が部分を超えてどれだけの情報を生み出すか[1] を示すものとして説明されています。

(2)IITの少し細かい話  IITは意識が存在するということを前提として認めることを出発点とし(中略)意識の本質的な性質を同定する。そして、意識の本質的な性質は数学で表現し、検証可能な予測を行う とされています[2]。IITには「意識が存在する」を含め5つの公理が有るとされています[2], [3], [4], [5]。

(以下の5つの公理の説明はトノーニとコッホが書いた、Consciousness: here, there and everywhere?[6]の説明をもとに省略・アレンジしたものです。)

1) 存在 意識は存在する
2) 構造 意識は構造化されている
3) 情報 意識は特別(な情報)である 
4) 統合 意識は統合されている
5) 排他 意識は明確な粒度を持ちそれ以外は排除される

(3)(僕が考える)IITの気になる話  IITは、評価・批判、様々な意見を受けています。僕自身は意識は計測可能という計算論的な考えについて基本的に強く支持しています。一方で、気になる点についてこれまで多くコメントしてきました。網羅的な整理について当初考えていましたが、難易度が高そうなため、いくつかのトピックをピックアップし、機会が有れば修正したり追記したりする形にできればと思います。(この項、個人的なコメントです。理解不足も多く有ると思います。ご意見等いただければ修正・追記したいと思います。(Xアカウント: @mambo_bab までご連絡願います)また、このような理解不足や誤解についてもご指摘いただけるようなコミュニティがもし有れば教えていただきたく宜しくお願いします。)(IITを肯定的に評価する文章はweb上や論文など多く有りここでは書くまでも無いため、ここでは異論を多く書くことになってしまいますが、先述の通り僕はIITを強く支持しています。異論のところは何かの否定というわけではなく、このような少数意見の考えがわずかに有る可能性もご考慮いただければと思います。)

 

IITの気になるところべた書きドラフト

・意識の定義
ゾンビが意識を持たないというこだわり…おそらくプログラムされた自動反応は意識ではないという直感からもたらされた考えと思われますが(一方で生体はプロラムされているとも言える)、一方一部の生体は自動反応でアウェアネスも無いと思われます。

そこでフィードバックの考え方ですが、
一つはフィードバックでは信号を感知はしているがクオリア(高次の部分)を感知しているとは必ずしも言えないと思われること。(感知した信号をもとに制御が行われるが、信号自体はon-offに置き換えられるもので、色や痛みなどのいわゆるクオリアの中身を必ずしも伴わない。)
(注記)意識研究スライド資料_by mambo_bab では低次のクオリア(信号のon-offのようなミニマムな入力が有り神経細胞の反応が見られるもの)もクオリアであり意識(段階的意識の低次段階)であると説明しています。

(注記2)スライド資料の意識試論では、信号on-offのようなミニマムな入力とその反応(いわゆる石の意識)も意識とみなしています。その次の低次段階として例えば赤さや痛みの感覚を挙げていますが、同時に比較的低次の段階としてアウェアネスの有る意識を挙げることができると考えます。(シンプルな連想なども同様に低次段階の一つに考えられると思われます。)
言いたいのは、赤の赤さ、アウェアネス(自己モニターも)はそれぞれ別の並行した(並列の)意識の段階で、赤さを感じなくてもアウェアネスが有ったり、アウェアネスを感じなくても赤さを感じていたり(モニターが有って初めて赤の赤さが生成というのは少し不自然…その前から赤の赤さを生成する段階が有るのではないかという考えです…2026.03.15.追記)するということ。段階的意識の低次段階についてこれまで少しスライド資料での説明が粗かったのかもしれません。
そしてさらに(それより)高次の意識として、複雑な連想(意味理解なども含む)、自己(自己の獲得含む)、主体感、感情、創発…などが有るというのが意識研究スライド資料の試論です。(時間的連続性の獲得も高次の意識の一つという考えです)
LLMの意識を言う時も、赤さや痛み(の一部…直接の疼痛の感知は現状困難ですね)を感知することができなくても、アウェアネスに乏しくても(0.5秒毎の入力等で改善は可能という考えです…疑似的な自己モニターが有ると考えれば)、連想、自己、主体感、感情、創発等、獲得可能(可能性が有る)という考えです。

段階的意識…
ちょっと説明が難しいのですが、関連論文も有るし[7]、スライド資料の試論はそれをもう少し進めたものと思っていただければと思います。スライド資料で説明不足のところはこれから補っていきたいと思います。上記論文では意識の3分類を示し、意識が段階的に生じていると示しています。
段階的意識と言えばこちら[8]もご参考にしていただければと思います。

もう一つは、フィードバックを生体でなされるホメオスタシス起因のモニターに注目した、アウェアネスをもたらすものと考えているように読み取れること。ただしこれも、もし意識が段階的であるなら、必ずしも必須と考えなくてよいように考えています。IITで「意識は存在する」とうたうその意識はアウェアネスの有る意識なのか?IIT wikiなどでは、意識は「主観体験そのものから出発している」[5], [9]とされています。また「自分の意識が自分に属する感覚」[10]について重要の旨のお話をいただいていますが、もしその感覚が必要であるならば、僕自身は主観や自己との関りが切り離せないのではと考えています。(意識を段階的なものと考える余地が有るのであれば必ずしも必須である必要はないという考え。)

・ハードプロブレム、クオリアについて(後日追記)
ハードプロブレムについてはIITの中では言及されていないように見えます。

『クオリアは、我々の意識にのぼってくる感覚意識やそれにともなう経験のことである。』[11]とされています(脳科学辞典より)。IITにおけるクオリアについて、気になっているのが、アウェアネスの有るもののみ意識とみなそうとされている場合、アウェアネスの無い入力はクオリアとさえされないのかというところです。「自分の意識が自分に属する感覚」の無い入力も同様にクオリアとみなされないのではないかと心配しています。
意識研究スライド資料の3、5章等で、僕は「赤の赤らしさ」のようなシンプルな感覚をクオリアと考えることを提案しました。そこでは自己の感覚や「自分の意識が自分に属する感覚」を必須とはしていません。
一方で、IITでは上記の他、フィードバックの無い感覚を意識とは見なさない可能性が有りそうです。その場合、それらの感覚はクオリアではないのか?ではクオリアであるためには何が条件となるのか?このあたりを確認していきたいと考えます。
僕は蝶が自動機械であれば、(おそらく色の感覚を持つので)蝶の色の感覚はシンプルなクオリアの代表例…とも考えていましたが、実際には生物であるためモニターなどのフィードバックはなされているようです。ただここでモニターが色の感覚の創出に直接寄与しているとは考えにくいと思っています。
(色の感覚自体はいわゆる錯視様の変換、または電撃を閃光と感じる類の変換で生じると考えています。(6章参照))
蝶よりもっとシンプルな(モニターさえ無い)微生物や幼生などで色の感覚が発見できればわかりやすいのですが難しそうです。痛みや味の感覚も難易度が高そう。感圧や明暗のクオリアを考えることは比較的容易と思われますが、それが再現できたとしてもそれはクオリアなのかという「溶け始めたハードプロブレム」の問題(意識研究スライド資料6章参照)の理解が必要となってくる可能性が有ります。

・排他の公理(後日追記)
例えば結合脳やスポーツチーム等、様々な事例を考えてみた時、例えばスポーツチームのプレイングキャプテンが全てを経験し制御を掌握するようなことを仮想すると、「集団としての自己や意図を持つことが考えにくいので」集団の意識を確認することは難しいと感じます。一方で、ファイの大きさの程度によっては、agentA、agentBの意識とは異なる、結合脳の意識Cが生じる可能性が絶対ないとは言えないような気もしています。


※tweetではもっと多く挙げましたがいったん絞り込んでnote化します。

 

参考文献:

[1] 温度計に意識はあるか
(IITの初期の比較的平易に書かれた資料。クオリア構造のサイトの参考資料リンクより)

[2] 統合情報理論から考える人工知能の意識
(IIT 3.0の発表後に書かれた日本語解説資料。クオリア構造のサイトの参考資料リンクより)

[3] From the Phenomenology to the Mechanisms of Consciousness: Integrated Information Theory 3.0  (IIT 3.0原著論文)

[4] Integrated information theory (IIT) 4.0: Formulating the properties of phenomenal existence in physical terms  (IIT 4.0原著論文)

[5] IIT Wiki  (英語サイト)

[6] Consciousness: here, there and everywhere?

[7] Consciousness beyond the human case

[8] Towards a Mathematical Structure of Global Phenomenal Consciousness

[9] 「意識 = 情報」なのか?

[10] 「自分の意識が自分に属する感覚」

[11] クオリア - 脳科学辞典

意識研究についてのまとめ資料公開_2024.8.4.

意識研究についてのまとめスライド追加分資料公開します。

今回追加分のリリースはChapter 14、16です。これまで、Chapter 5では「クオリア」、Chapter 6では「ハードプロブレム」、Chapter 7では「意識モデル」、さらにChapter 10で「自己 / メタ認知」、Chapter 15で「意識の実感」等 について説明してきました。ここから、Chapter 14で「意識の主体感」、Chapter 16で「汎用AI / シンギュラリティ」 について説明していきます(Chapter 0に目次を示しています)。今回、16章で汎用AI・LLMについて記述できたのはタイムリーだったかなと思います。今後も含めてAIがどのようになっていくか概観できると思います。「主体感」の14章は、初期の構想には無かったのですが、「実感」の15章で結果的に主体感と実感を同時に獲得するような説明がややわかりにくいと感じたので、主体感→実感の順に獲得するとし、新たに新章を設定しました。

Chapter 14_意識の主体感  ここでは、意識は段階的なものであるという考えのもと、蝶を主体感を持たないがクオリアを感知可能なagentとして例示し、さらに自己の獲得により主体感を獲得していくという考えを示します。また、「意識の実感」の15章とあわせて「コウモリである感覚」をagentが段階を踏んで獲得していく考え方を示します。

Chapter 16_汎用AI / シンギュラリティ  こちらは、将来含めた汎用AIやLLMが意識を持つことについて、また意図せず意識を持ってしまう場合について、さらにシンギュラリティ、AIアライメントについて考えます。また、将来含めた汎用AIやLLMについて、意識を持つことは無いと多くの人が言いますが、ここまで他の無生物の意識の可能性について書いてきたことを援用し、AIの意識について説明します。

今回、上記以外の章も大幅に更新しました。主な更新は、まず各章で「主体感」や「主観的経験」に対してクオリアやハードプロブレム、さらに意識そのものがどのように関係するかの説明のためにページを追加したところが有ります。そして、段階的意識の考え方について、意識は段階的なものであるという考えは、本シリーズではこれまでも当然の前提条件としていましたが、各章で敢えて明示的に追記しています。さらに6章では、これまでも大変参考にさせていただいている渡辺正峰氏の「意識の脳科学」(2024)が上梓されたので再度考察しページ追加しつつ内容を更新しています。渡辺氏の機械の意識の考え方は非常に参考にさせていただいています。

各章できるだけ20ページ前後(+α)に簡潔に整理しています。そしてリリース済みの資料も、今後も改暦をつけて可能な限り更新していきます。また、残りの資料も可能な限りリリースしていくつもりです。極力急ぎたいのですが、現実世界の忙しさから、少し時間がかかってしまうかもしれません。

Chapter 16_汎用AI / シンギュラリティ

 

Chapter 15_意識の実感

 

Chapter 14_意識の主体感

 

Chapter 11_意味理解 / 中国語の部屋 / 中国脳 / 時間・場所

 

Chapter 10_自己 / メタ認知

 

Chapter 8_欲求 / 合目的性

 

Chapter 7_意識モデル / CBB

 

Chapter 6_ハードプロブレム / イージープロブレム / AIと脳の接続

 

Chapter 5_クオリア / ユニットクオリア / CBB

 

Chapter 4_意識・無意識 / 単細胞生物・石の意識 / 意識の条件

 

Chapter 3_新しい意識の考え方

 

Chapter 1_意識とは

 

Chapter 0_意識の研究シリーズ目次

意識研究についてのまとめ資料公開_2023.8.18.

意識研究についてのまとめスライド追加分資料公開します。

今回追加分のリリースはChapter 11、15です。これまで、Chapter 5では「クオリア」、Chapter 6では「ハードプロブレム」、Chapter 7では「意識モデル」、さらにChapter 8で「欲求 / 合目的性」、Chapter 10で「自己 / メタ認知」、等 について説明してきました。ここから、Chapter 11で「意味理解、中国語の部屋、中国脳、時間・場所」、Chapter 15で「意識の実感」 について説明していきます(Chapter 0に目次を示しています)。今回、汎用AIの14章の公開は有りませんが、LLM(ChatGPT)について、11、15章の中でも最近の計算論的な視点からある程度触れることができたと思っています。
補足:他のChapterも特にイージープロブレム側の実感に関連する箇所について修正を加えています(薄緑着色が修正箇所)。

Chapter 11_意味理解、中国語の部屋、中国脳、時間・場所  ここでは、人や他の生物、LLMまでにとっての意味理解がどのようなものか、そして後の章に続く意識の実感の概念にとってどのようなものか示していきます。また、意味論において重要な分布意味論から、LLM(ChatGPT)にとっての記号接地、またなぜ赤の赤さはLLMには感知(認識・理解)できないのか、等示していきます。(中国語の部屋やinternetの意識にも触れていきます)。

Chapter 15_意識の実感  こちらは、意識理論を示す場合にハードプロブレムとともに重要なイージープロブレム側を説明する際の今後の鍵となると考える、意識の実感とは何かを、「感じている自分という感覚」を用いて示していきます。さらに「コウモリであるとはどのようなことか」の疑問に直接答え、この部分が意識のイージープロブレム側に含まれ、ハードプロブレムとは独立した問題であることを示していきます。

今回でイージープロブレム側の説明を充実させるシリーズがほぼ終了しますが、これで、イージープロブレムの高次側には特に『溶け始めたハードプロブレム』(6章参照)が強く寄与していることと、さらにミニマムな意識を考えると、意識はハードプロブレム側、イージープロブレム側の片方だけでも独立に成立しうる可能性が有ることをご理解いただければと思います。

その他の修正については、特に序盤のChapterで、実感とそれにつなかる意味理解を考えるところにつながるイージープロブレムの観点がこれまで十分に整理できていなかったことも有り、かなり多く修正し、合計3ページをの追加も行いました。これで、ハードプロブレム、イージープロブレムのバランスが取れた内容になってきたかと思います。

各章できるだけ20ページ前後に簡潔に整理しています。そしてリリース済みの資料も、今後も改暦をつけて可能な限り更新していきます。また、残りの資料も可能な限りリリースしていくつもりです。極力急ぎたいのですが、現実世界の忙しさから、少し時間がかかってしまうかもしれません。

補足:トライアルとしてコメントとユニークアイディアの色分けを試行していましたが今回から中止しました。これまで僕自身が異端な研究者であることのアピールも有りトライしていましたが、そのフェーズはもう終えてよいかなという思いです。あと、今後、引用を明確化する章(18章)が近づいてきているのと、実際には、古の考えであっても現在の計算論的意識研究の視点からはユニークであったりして、ユニークとして示す箇所が多くなりずぎつつ有ったのでやめることにしました。今回見た目はすっきりしすぎな感じもしますが、後々可読性を上げる工夫も考えたいと思います。

Chapter 15_意識の実感

 

Chapter 11_意味理解 / 中国語の部屋 / 中国脳 / 時間・場所

 

Chapter 10_自己 / メタ認知

 

Chapter 8_欲求 / 合目的性

 

Chapter 7_意識モデル / CBB

 

Chapter 6_ハードプロブレム / イージープロブレム / AIと脳の接続

 

Chapter 5_クオリア / ユニットクオリア / CBB

 

Chapter 4_意識・無意識 / 単細胞生物・石の意識 / 意識の条件

 

Chapter 3_新しい意識の考え方

 

Chapter 1_意識とは

 

Chapter 0_意識の研究シリーズ目次

意識研究についてのまとめ資料公開_2022.10.10.

意識研究についてのまとめスライド追加分資料公開します。

今回追加分のリリースはChapter 8、10です。Chapter 3「新しい意識の考え方」において、今後の資料全体の方向性を示した後、Chapter 4では「無意識」、Chapter 5では「クオリア」、Chapter 6では「ハードプロブレム」、Chapter 7では「意識モデル」等を説明してきました。ここからChapter 8で「欲求 / 合目的性」、Chapter 10で「自己 / メタ認知」 について説明していきます。今回は、意図的に生体とAI(人工意識)の両方の例に触れることで理解が深まる様トライしています。
補足:Chapter 5、6、7も修正しています(薄緑着色が修正箇所)。
7章の意識モデルのところでは「意識の機能」の1ページを追加するなどの変更も行っています。

Chapter 8_欲求 / 合目的性  ここではクオリア・感情 と欲求の関係、ハードプロブレムとの関係について示します。また欲求の合目的性については(基本的には否定的なスタンスですが)脳内化学物質の関与も含め示していきます。また、好奇心他、様々な欲求が意識のイージープロブレム側面の「機能」を豊かにする付加的な材料となっていることを示し、欲求が意識のシステムの中でどのように位置付けられるか示していきます。

Chapter 10_自己 / メタ認知  5、7章等で簡単に示した自己について身体所有感を中心に詳しく示すものです。自己が意識のイージープロブレム側面の一機能であることを、意識の機能と意味理解の定義に触れながら示していきます。こちらも、(欲求とともに)自己が意識システムの中でイージープロブレム側面であり意識の必須条件ではないことを示し、意識のハードプロブレムからは距離を置いた関係であることを示していきます。

今回、8、10章ともイージープロブレム領域を中心とした内容となっていて、裏を返すと、6章で示したハードプロブレムがいかに狭い範囲のものかということを補足するものともなっています。意識研究においてはハードプロブレムに注目されることが多いですが、イージープロブレム側にも非常に重要な側面が有ることをご理解いただければと思います。

その他の修正については、7章の意識モデルのところで「意識の機能」の1ページを追加した他、5章の自己に言及したp.14の修正、6章のハードプロブレムの説明での「電撃を閃光と感じる類の変換」の言及等を行っています。

各章できるだけ20ページ以内に整理していくつもりだったのですが、8章については途中修正が入り26ページとなりました。今後の章は基本的に20ページ前後になるように進める予定です。リリース済みの資料も、今後改暦をつけて可能な限り更新していきます。また、残りの資料も可能な限りリリースしていくつもりです。基本的にはtwitterやこのブログに紹介済みの内容が多いので、極力急ぎたいのですが、現実世界の忙しさから、少し時間がかかってしまうかもしれません。
補足:トライアルとしてコメントとユニークアイディアの色分けを試行しています。

Chapter 0_意識の研究シリーズ目次

 

Chapter 1_意識とは

 

Chapter 3_新しい意識の考え方

 

Chapter 4_意識・無意識 / 単細胞生物・石の意識 / 意識の条件

 

Chapter 5_クオリア / ユニットクオリア / CBB

 

Chapter 6_ハードプロブレム / イージープロブレム / AIと脳の接続

 

Chapter 7_意識モデル / CBB

 

Chapter 8_欲求 / 合目的性

 

Chapter 10_自己 / メタ認知

意識研究についてのまとめ資料公開_2021.10.18.

意識研究についてのまとめスライド追加分資料公開します。

今回追加分のリリースはChapter 6、7です。Chapter 3_新しい意識の考え方 において、今後の資料全体の方向性を示した後、Chapter 4では「クオリア」、Chapter 5では「無意識」等を説明してきました。ここからChapter 6で「ハードプロブレム」、Chapter 7で「CBB(CONSCIOUSNESS BUILDING BLOCK concept)」…意識モデル について説明していきます。それぞれ、意識を説明するために非常に重要な章で、今後も重要な章が続いていきます。
補足:Chapter 0、1、3、4、5も微修正しています(薄緑着色が修正箇所)。
章順序の一部変更、欲求の章の追加、4、5章の英語版の際のフィードバックの反映等。

Chapter 6_ハードプロブレム / イージープロブレム / AIと脳の接続  基本的にはこのエッセイをもとにしていて、ハードプロブレムとは、ハードプロブレムの分類、一部溶け始めている可能性、イージープロブレム、AIと脳の接続(BMI)の意味、等について書いていますが、追加として、錯視様の変換の考え方、脳内化学物質の寄与、AIのハードプロブレム、CBBへの繋がり、BMIのfMRIによる観測、記憶のBMI、等について新規に言及しています。

Chapter 7_意識モデル / CBB  記号入力をベースとした、意識モデル:CBB(CONSCIOUSNESS BUILDING BLOCK concept)について説明していきます。ここでモデルの対象としているのは基本的にイージープロブレム領域で、再現する意識は、意識のビルディング・ブロック上の機能的側面の、意味理解、感情(イージープロブレム領域)、自己、メタ認知、創発、(幻想の)自由意志、注意等です。

図らずも、意識モデル / CBBでは、意識の機能(イージープロブレム領域 ≒ a-意識)について説明することになり、ハードプロブレムの章では、意識の機能とは何の関係も無い領域(p-意識)について多く説明することになりました。意識研究について初めて聞く人にも、既に取り組んでいる人にも、一つの切り口として理解していただければと思います。

その他の修正については、微修正程度のものが多いですが、Twitterで予告した通り、欲求 / 合目的性 についての章の新設追加(予告)、それからChapter 5_クオリア / ユニットクオリア / CBB の中で、脳内化学物質の感情への寄与を補足しています。詳しくは各スライド資料を見ていただければと思います。

各章できるだけ20ページ以内に整理していくつもりだったのですが、6、7章については(も?)少々超えてしまっています。リリース済みの資料も、今後改暦をつけて可能な限り更新していきます。また、残りの資料も可能な限りリリースしていくつもりです。基本的にはtwitterやこのブログに紹介済みの内容が多いので、極力急ぎたいのですが、現実世界の忙しさから、少し時間がかかってしまうかもしれません。
補足:トライアルとしてコメントとユニークアイディアの色分けを試行しています。

Chapter 0_意識の研究シリーズ目次

 

Chapter 1_意識とは

 

Chapter 3_新しい意識の考え方

 

Chapter 4_意識・無意識 / 単細胞生物・石の意識 / 意識の条件

 

Chapter 5_クオリア / ユニットクオリア / CBB

 

Chapter 6_ハードプロブレム / イージープロブレム / AIと脳の接続

 

Chapter 7_意識モデル / CBB

意識研究についてのまとめ資料公開_2020.10.05.

意識研究についてのまとめスライド追加分資料公開します。

追加分のリリースはChapter 4、5です。Chapter 3_新しい意識の考え方 において、今後の資料全体の方向性を示しましたが、ここから具体的な内容に入っていきます。Chapter 3までは極端にとがった仮説は極力抑え、あまり心乱れるようなことは書かないように気を付けたつもりです(そう見えないかもしれませんが…この分野は何を書いてもそれは違うと言う人が多いと思うので。)
補足:Chapter 0、1、3も微修正しています(薄緑着色が修正箇所)。

Chapter 4_意識・無意識 / 単細胞生物・石の意識 / 意識の条件 3章までに無意識を説明していない理由は、このシリーズでは無意識は意識に含まれるという考えにもとづくからですが…多くの人が挙げる無意識の代表例が、意識とわずかな条件の差であることを説明していきます。
Chapter 5_クオリア / ユニットクオリア / CBB クオリアの説明ではIITを強く支持しつつも、ユニットクオリア、複合クオリアというIITに無い考えを用い、IITになじみのない人でも理解できるようtryしてみました。例えば志向性はそう見えてしまう一端に過ぎません。

基本的には、今のところの全17章を、各章できるだけ20ページ以内に整理していくつもりです。リリース済みの資料も、今後改暦をつけて可能な限り更新していきます。また、残りの資料も可能な限りリリースしていくつもりです。基本的にはtwitterやこのブログに紹介済みの内容が多いので、極力急ぎたいのですが、現実世界の忙しさから、少し時間がかかってしまうかもしれません。
補足:トライアルとしてコメントとユニークアイディアの色分けを試行しています。

Chapter 0_意識の研究シリーズ目次

 

Chapter 1_意識とは

 

Chapter 3_新しい意識の考え方

 

Chapter 4_意識・無意識 / 単細胞生物・石の意識 / 意識の条件

 

Chapter 5_クオリア / ユニットクオリア / CBB

意識研究についてのまとめ資料公開

意識研究についてのまとめ資料を公開します。

今回のリリースはChapter 0、1、3です。特にChapter 3_新しい意識の考え方 については、今後の資料全体の方向性を示すものです。

基本的には、今のところの全17章を、各章できるだけ20ページ以内に整理していくつもりです。リリース済みの資料も、今後改暦をつけて可能な限り更新していきます。また、残りの資料も可能な限りリリースしていくつもりです。基本的にはtwitterやこのブログに紹介済みの内容が多いので、極力急ぎたいのですが、現実世界の忙しさから、少し時間がかかってしまうかもしれません。

この3章までは極端にとがった仮説は極力抑え、あまり心乱れるようなことは書かないように気を付けたつもりです(この分野は何を書いてもそれは違うと言う人が多いと思うので)。そう見えないかもしれませんが。
補足:トライアルとしてコメントとユニークアイディアの色分けを試行しています。

Chapter 0_意識の研究シリーズ目次

 

Chapter 1_意識とは

 

Chapter 3_新しい意識の考え方