ascone〜(計算論的神経科学?関連)

久しぶりの更新。PCが壊れたりも有って..
ちょっと気になっているのが、ascone。(計算論的神経科学?関連) twitterで[意識]について非常に興味深い議論が行われている。いくつか発言させてもらっているが、何分部外者(参加者でない)ため、ご迷惑をかけていないか心配。今回のように人間関係が無い場合に配慮のない発言をすることがあってはいけないと思い、#asconeタグでのtwitterでのボクのpostのスタンスは、基本的に[同意]→[関連提案/質問]の形を取り、極力asconeメンバーへの反論・批判の形は取らないようにしようと思っている。現在のところ何名かのメンバーの方にフォローまでしてもらっているのでこの関係を続けていけたらと思う。

#asconeタグの発言が増え、またその内容も込み入ってきたので、メンバーの方の一覧が欲しくなってきた。前に人工知能学会のサイトで見たことが有るが、学会運営支援に活用できるプログラムが有るようだ。この議論を見るのは実はとても面白い。恐らく一貫した考えのもと(影響を受けて変化することも有るが)それぞれ発言されているのを一覧してみたい。(発言内容、認識状況等がわかるかも)当時見たシステムでは各自の興味有る分野、閲覧状況、つながり等が集計されていた。[意識の中身]、[意志への距離感]、[prediction]、[動機付け]等についての考え方、twitterでは言いにくかったが、受動意識仮説等、ここまでで話題になっていないものとの関係(距離感等)もできれば測りたい。(ここまでやると趣味の世界か。まず自分用に一覧表を作ることにしようかな。)

それから、少し意識について書いてみたい。
ある書籍や論文のように(断片的なつっこみではなく)一貫した考えの基に記述されたものは論議のベースとしやすいと思う。「意識の探求」では、(web上の断片資料しか見れておらずすみません)[今ここでの意識のこと]に注目し、人の行動の[大部分がゾンビ・システムによって制御]されていること、[今まで経験したことの無いような状況に対処することが、意識の重要な役割]ということから、

  • 意志には言及が少なそう(未来の考慮には注目していない)
  • 行動の大部分に無意識が寄与し、意識は特別なものという考え
  • 経験(≒記憶による理解か?)の有無により[意識]の果たす役割の重要度が異なる
    • ・・・と読み取れ、その後のホーキンスの「考える脳 考えるコンピューター」(2005)の考え(「記憶との比較による無意識な予測システム、及び記憶に無い情報の脳の階層構造による意識システム仮説」と言って良いか?)はこれに近いとも言えるような気がする。また、無意識から一歩踏み出したところについて主に言及されていて、[無意識]側についてはあまり注目されていないと理解。

(瑣末な一件: サル、イヌ、ネコには意識が有りそうと言っているが、例え無意識であってもクオリアは理解できるのでは?)

これは書くべきか迷うが、[自由意志が存在しても存在しなくても、感覚経験という難問については説明がなされなければならない。]という考えも有るが、逆に(今回この主張にはこだわらないが)意識にこだわらなくても、意志の考察は可能な気がする。ホーキンスの本で、ネズミがチーズを探すシーンが有り、有効な経路を記憶に基づいて探すのは、欲求を基にした動機付けが有るからという理解かなと思う。←この件は本ブログやtwitterの他のpost、HP本編で(再掲: この告知)。
keyword: 人工知能